こんにちは、脱毛サロンリサーチャーの奈央です。
顔脱毛をしたら、シミまでなくなったという声を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
以前私が脱毛サロンでスタッフをやっていた時に「本当にそんな効果があるの?」聞かれたことがあります。
クリニックで今や脱毛用として使われているレーザーというのは、そもそも本来はあざやほくろ、シミの治療の為に使われていたのが始まりです。
レーザーの中でも様々な種類がありますが、「アレキサンドライト」というレーザーが、もともとシミやくすみの治療のために使われていたんです。
今回は顔脱毛とシミの関係性について紹介したいと思います。
顔脱毛はこれから出てくるシミにも効果的!
アレキサンドライトを使った脱毛をすると、シミが薄くなる可能性が高いです。
逆に、シミの治療用に開発されたものを応用したものが脱毛レーザーなので、脱毛をすることにより新しくシミやほくろができるという心配はありません。
そもそもシミというのは、肌の奥に潜んでいるメラニン色素の量が多くなることで色が濃くなり、肌表面に透けてあらわれていきます。
脱毛に使うレーザーは、毛の黒いメラニン色素に反応しますから、その時一緒にしみやほくろの色素にも反応するんです。
レーザーをあてるとそのシミのメラニン色素にも熱ダメージが与えられメラニンが破壊されます。
そうすることによって肌が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)が促進され、シミの原因であるメラニン色素が垢となって肌の外に押し出されて行くので、これから出てくるシミにも効果的なのです。
顔脱毛をして逆にシミができてしまった?
シミが薄くなるどころか濃くなったという噂もありますが、実は、これはほとんどが誤解で一時的な現象なんです。
もともと肌の奥底に潜んでいたシミが、顔脱毛をして肌のターンオーバーが促されたことにより表面にでてくる場合もあります。
その場合は、その後もどんどんお肌が生まれ変わっていくことでシミが薄くなっていきますから、顔脱毛を続けることでシミが目立たなくなっていきます。
そして、脱毛機器で照射の刺激を受けた後にきちんとしたケアをしないと、肌が弱ってターンオーバーがうまくいかなくなり、シミが出来やすい状態になってしまいます。
ですから、施術後は面倒くさがらずに、保湿をはじめとするきちんとしたスキンケアを必ずしてください。
顔脱毛は肝斑やほくろへの効果はある?
同じシミのように見えますが、シミはメラニンが原因なのに対し、肝斑は女性ホルモンが原因でメラニンに炎症が起きて黒ずんだものです。
黒ずみの原因がメラニンの炎症なので、紫外線や刺激で悪化してしまう可能性があります。
つまり、レーザーでの刺激でも悪化してしまう危険が高いのです。
見た目は似ていますが、肝斑の場合は脱毛照射をしても消えることは残念ながらありません。
また、ほくろの場合は、メラニン色素がちらされ、真っ黒だったほくろが茶色に薄くなっていく程度の作用はあります。
しかし、チャームポイントのように可愛かったほくろが、脱毛レーザーによりシミみたいになってしまった、という場合もありますから、ほくろを消したくない場合はあらかじめ伝えてほくろを避けて照射してください。
人によっては脱毛を続けているうちに、ほくろが表面に押し出されていき、つめでカリッとひっかいたらほくろが取れた、なんて方もいます。
いかがだったでしょうか?個人差はありますが、顔脱毛をするとシミが薄くなったりと嬉しい効果もあることが分かって頂けたかと思います。
ですが、ここで勘違いしないでほしいことは、脱毛用機器はあくまで「脱毛用」なので、シミの為にやるものではありません。
そもそもシミの治療用とはレーザー出力も違いますので、明らかな効果が必ず出るかといったらそうではありません。
こういったことは個人差がありますので、消えたらラッキー!と思うようにしておきましょう。